未完放流

終わりなど無い、有るのは試練だけだ……

「働かないおじさん」は、氷河期世代に大量にいるのだろうか?

解雇規制緩和をしたいと20年ほど前から言いますね。

経営者が業績を上げられない(能力不足)を労働者に責任転嫁するために使おうとしているようにしか思えません。 失われた30年を見ていると、能力が無いのはどちらでしょうか? 経営陣が外国人に入れ替わって業績が伸びた企業など幾らでもあります。

「働かないおじさん」の中には氷河期世代も含まれるようですが……。 どういうことでしょうかね? どちらかと言えば、「働かせてもらえなかったおじさん」「働いても御賃金が少なかったおじさん」だと思いますがね。 この問題を解決せずに、責任を取らずにより悪手を出すと。

更に言えば、男女平等だジェンダーだの騒ぐ割には男性のみを標的にする表現もどうかと。

テクノロジーに追随できなくなったことを指しているのでしょうか? 私などは、若者の指導をしていると溜息を絶えません。

それとも私が世間知らずなだけで、氷河期世代でも左団扇で暮らせるような待遇と給料の職場はそんなに多いのでしょうか? 家計調査を見ている限りでは、そんな状態にはとても思えません。

若い世代に比べると英語が苦手で外資系に行くのが相対的に難しいですが、 実務能力がそれほど低いとも思えませんし英語が全く話せない訳でもないです。 昔と比べれば外資も日本人受け入れ体制が整ってきたように思えます。

安全な所から弱い立場の人間にリスクを負わせ上前を撥ねようとする姿勢は変わりませんね。 この手の発言をする人で、何かを生み出したと言えるような話を聞いたことはありません。 大体は生まれ(家)が恵まれている方が多いように思えます。

リスクが取れる人だけがやるべきで、取れない他人に押し付ける話ではありません。 自己責任論から全く進歩していない。

殆どの人は生きるために仕方なく働いており、職を失えば生活に困ると思います。 このような状態で解雇規制だけ緩和しても社会の混乱が増えるだけでしょう。 世帯金融資産中央値が400万という数値の意味は分かっているのでしょうか?

もしも実行するのならバブル期など好景気の時か、団塊の世代が現役の時、20年以上前でしょう。