未完放流

終わりなど無い、有るのは試練だけだ……

氷河期世代の結婚事情について考える

2023年現在ですと主に40代が該当しますかね。 実際に男女問わず未婚の同世代の同僚・友人を探すのは難しくなく、また結婚していても子供を諦めている人もいます。

2ch の結婚コンサルによる令和の婚活事情なるものを目にする機会があったが、氷河期世代の女性がネタにされることが多いようです。 アラフォー女性が男性に収入面などで非現実的な条件を出してしまい成婚に至らず女性が多く残っているという話ですね。 理由としては、バブル期といわないまでも日本経済が強い時代、幼少期から青年期の感覚のまま更新されていないようです。 父親が年功序列で保障の厚い会社に勤め、母親は専業主婦。 本人は家事手伝いをしていたが両親が高齢化して問題が顕在化したため、お金を得る手段として婚活を始めたというパターンに収束している気がします。

現在と比べると、お金の回りが良かった時代を生きているので、生活習慣を変えられず浪費癖のある例も多いですね。 政府の家計調査をみても金融資産が形成されていないので、収入と支出のバランスは取れていないと思います。

恋愛至上主義のTVドラマが全盛期に青少年期を過ごしていることもあり、少なからず影響を受けているのかもしれませんが、努力せずとも好転するというような考えがあるように見受けられます。 私は全くモテない男なのですが、若い時分に相手をした際に何か勘違いしているなと思ったことはシバシバ。

彼女たちのお眼鏡にかなうハイスペ男性との成婚は、「貧者の税金」と同じ構図な気がしてきました。 経済問題を解決したいのであれば最低限の努力はして働いたほうが合理的です。

手堅く生活している人たちや「失われた30年」の間に生まれた若い人たちにはネタとして映るのは想像に難くない。 ただ2000年代初頭には、現在の惨状は割と細かく予想されており個人的には既視感があります。 今回紹介したような声を上げている方たちは認識されるのですが、男女問わず声を上げない認識されていない人たちが多数いるはずなので社会問題としては深刻だと思います。

個人の問題でもありますが、雇用体系の変更、就職氷河期は無関係とは言えません。 どんなシステムの変更でも対応できない人が一定数出るのは仕方がないのですが、 何故手を打とうとしなかったのか疑問に感じられずにはいられません。