未完放流

終わりなど無い、有るのは試練だけだ……

数式を気軽に書ける環境を求めていたら Boostnote が良さげ

個人的に PC で困ることの一つに数式の入力があります。 数式と言えば、\TeX という時代が長く続いていました。 Office などに数式入力がありましたがイマイチ。

idwonder21.hatenablog.com

ここ数年、markdown + TeX (数式のみ) で書くのが一番効率が良く気に入っていたのですが、 TeX 環境を整えて pandoc に通していたので環境設定が大変。 ナンダカンダ言ってPCが時々入れ替わったり執筆を長く中断せざるを得なくなると TeX Livepandoc の使いかたを忘れて再開作業のために時間がとられるということを繰り返しておりました。

idwonder21.hatenablog.com

数式入りの markdownレンダリングしてくれる環境が増えてきたので、 ひょっとしたら vim-keybind ができて且つリアルタイムなものがあるのでは と思っていたら ……? ありました!!

boostnote.io

インストールも簡単で他にソフトを入れる必要もないので 数式を使った文書を手軽に作りたい場合にはお薦めです。

vim keybind で数式がリアルタイムレンダリングされる喜び

ある種の変態であるかのような表現ですが、 これが気持ち良い。 LaTeX では文法に従った文章作成後にファイルを保存して、 コンパイル(ビルド)の作業が入ります。 長めの式を書いてエラーがリアルタイムに分かり、どこが間違えたか分かるとと思うと本当にうれしい。

しかも vim keybind!!

理系の学生さんが論文などを書くときに役立つと思わます。 学生の時に欲しかった。

【ちょっと注意】 Vim の全機能が再現されているわけではない

あくまで vim keybind を再現しているだけで Vim そのものではありません。 また keybind の機能も全て再現しているわけではないです。 私の用途には充分な再現がされていますが、人によっては不充分と言うことはありえます。 使いたい機能の挙動は各人で確認する必要があると思います。

日本語入力中に normal モードの切り替えを行う場合、IME が off にならず煩わしい思いをすると思います。 私はモードの切り替えは Esc でなく Ctfl + [ を使っているのですが、Windows では IME のキー設定に「IME‐オフ」を割り当てて軽減しております。

Vim のことばかり書きましたが、emacs の key-bind も可能です。

「エディタ」ではなく「メモ帳アプリ」

Boostnote を使い始めたときはエディタだと思い込んでいたので、 ファイルを読み込んだり書きだしたりできない?と戸惑いました。

独自にノートを管理しているので求めているものと違うかもと考えましたが、 最近は使用する情報量・ファイル・ストレージ量に対して自分の著作物の割合が低下しているので 書き物はノート・アプリに管理してもらうのは合理的との結論に達しました。 思考の整理にはこちらの方が良い気がします。

私も少しばかり、スクリプト、プログラムを書いたり、 サーバーの設定をいじりますので snipet 機能は有難いです。 markdown に埋め込んだコードを syntax-highlighting してくれたり、 レンダリング後、コピ―補助が付いたりするのは至れり尽くせりです。

独自機能 TODO list が地味に面白い

TODO list に check box を作る機能は珍しくなくなりましたが、 ノート一覧とノートのペインの上部にプログレスバーが表示されます。

qiita.com

進行状況が一目瞭然ですし仕事の達成感がでて嬉しいです。 これは在りそうでなかった機能で、使ってみると意外と楽しいです。

WindowsVim を使うのをやめてしまうかも?

使い始めて数日ですが、かなり気に入っています。 LinuxVim でできたことを Windows で再現しようとすると手間が掛かることが多いです。

自分が Windows PC に望むのは日本語文書の快適な執筆なので note を vim keybind が使うとうのは発想の転換につながりました。 シンプルで使い易いので余計な機能をつけずに継続してくれると有難いプロジェクトです。 日本発ということもあり応援しています。

プログラマ向けと紹介されることが多いですが、数式入りの文書を作る方にお勧めです。

boostnote.hatenablog.com