オッサンがTeXを10年以上ぶりに調べてみた
数式も使用する長めのレポートの作成を検討。
当然のごとくを使いたいのだけど幾つか選択肢が出てくる。 時流から言えばクラウドサービスを考えるべきだろうが、パスワード漏洩などによる脆弱性が怖いと思う出来事があったので除外。
当然ローカルに入れようと思い、最近のTeXはどうなんじゃろ?調べたらと竜宮城から帰ってきた浦島太郎状態。
OS
前回使用したときは Windows XP : Pentium 4 時代は変わった……
Linux の方がパッケージ管理が一般的には楽。Windows も all in one package があるようで目くじらを立てるほどではないのかもしれない。
ここ数年Linuxで作業がすることが多くWindowsとは縁遠くなっていたが、最近は面白いことをやってくれるので自分の中で株が上がっている。 言わずもがな、Bash on Ubuntu on Windows を使えばコマンドのみで環境を整えることもできる。 Linux Mint で何度かtexを使っているので、きちんと動くか試してみたいところ。
前回使用したのはは platex? W32 角藤版?だったような…… ほぼ記憶なし。
TeX wiki 等を読んでいたら複雑に変わり過ぎていて関係性が分からない。 文章化する自信がないです。
ubuntu の package も texlive という奴に変わっていて驚いた記憶がある。 こちらで環境を構築した際、日本語を使おうとすると意外と面倒だった記憶がある。
検索してTeX wikiを見たところ、奥村先生がまだ情報を発信しておられる??? と感動と敬意を覚えました。 私が学生の頃には現在のひな型が既にあった気がする。 何故か懐かしさのようなものすら、こみ上がってきます。
…と感傷に浸っていたのですが現在は日本語TeX開発コミュニティの中で運営されているようですね。 ただ変わらず本など執筆されている模様。
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今回の作業は、純正ではなく markdown + math を pandoc で介して使うことを検討。
Editor
前回使用したのは、Meadow (Emacs実装) 現在は開発が止まっているようですね。 現在は吹けば飛ぶぐらい軽い vim user。
条件
- 設定が簡単
- markdown + math の syntax highlight
- 長文作成が苦にならない
- 日本語執筆に支障がない。IME周りの手間がかからない。
- Vim-keybindが使える
- 起動が速い
- 画面が目に優しい(見易い)
- PDF出力がし易い
- 行間の調整が可能
予め除外されたもの
Emacs は良いソフトだと思うのだけど、keybindを思い出すのが面倒くさい。 evilは却下。
残ったもの+新規に見つけたもの
できれば、web base でも良いので viewer が欲しいところ。
最終的にはtexのコードになっているほうが望ましいかもしれないので、tex 系のエディタの検討をしても良いかもしれない。
font
これも拘るとキリがない。現在の流行りを調べる。 アルファベットと日本語混在しても綺麗に見えるものが良い。 Mac はジョブスが西洋の書道にあたる Calligraphy に拘っていただけに標準設定でも文字が読みやすいのは羨ましい。
- Myrica
- Ricty Diminished
まとめ
年を取ると調べたり設定したりするのが億劫になるのは本当だと感じます。 そもそも時間を費やすのが難しくなるので 設定せずに目的を達成できるものがあると有難いです。 指がvim-keybind with happy hacking keybord に馴染むと他を受け付けなくなるのは本当なんだと実感しました。