Creators Update :個人的にうれしかった改善点
Bash on Ubuntu on Windows の飛躍的に使い勝手が良くなったことに目がいきがちですが、 個人的にうれしかった改善点をあげていきます。
USB3.0カードは眠らせている人は試す価値があるかもしれません。
古いUSB3.0カードが認識されるようになった(固有の問題かも?)
ネットで ”USB3.0カード 認識しない” などで検索すると結構ヒットしますね。
古いWork Station(2008年発売)を現役で使っているのですが、 そこに玄人志向のUSB3.0のカードを刺して使っていました。 型番は失念。
Windows7の時はベンダーが供給するドライバを使っていましたが、10になってからMicrosoftが標準ドライバを提供する方針に変わりました。 最初のWindows10では問題無く動いたいたのですが、Anniversary Update後使えなくなってしまいました。
デバイスマネージャーを見る限り、認識はしているがドライバのロードに失敗しているとエラーらしいです。
何度か再インストールなど様々な方法を試しましたが結局解決はできませんでした。 ここにReadyBoost用USB3.0のメモリを使っていたので、使い勝手が少し悪くなってしまいました。 古いHDDには全体的にパフォーマンスを上げてくれるの地味に痛かったです。
Creators Update 後、認識するようになりReadyBoostも復活して少しキビキビ動くようになりました。
もしもAnniversary Update後、USB3.0のカードを抜いてしまって眠らしていたら一度試してみる価値があるかもしれません。
Bash on Ubuntu on Windows
こちらは私の使用範囲で以前問題だったものが解決されている事例。
byobuの表示
もともと日本語表示に問題があるのはよく指摘されてしました、 今回のアップデートで大幅に改善されて minttyをインストールしなくても日本語が読めるようになりました。
伴いbyobuも問題なく表示されるようになりました。 Ubuntu独自のtmux拡張ですので使われている方は少ないでしょうが、 設定する気力がない私にとってはありがたいです。
またbyobuを使うと右下の使用リソースが表示されるのですがメモリが1GB超えています。
Anniversary Upateでは制限があると言われていたのですが解禁されたのでしょうか?
もしそうなら、これもうれしい進歩ですね。
top
の結果も一致します。
CPUの使用率の表示について
環境に依存するかもしれませんが、Linux 内でtop で100%になるプロセスを流し、 Windows側のプロセスマネージャーをみると私の環境ではBash 内のプロセスが10%程度消費し、Systemプロセスが同程度消費する現象を確認しました。 確認はとれませんが、Sytem call を翻訳する都合上などからCPUの演算能力には上限を設定しているかもしれません。
BoW 自体、重い処理をするための機能ではありませんが、物理CPUの10%程度の能力とみるのが無難かもしれません。 現在のCPUは高性能なのでTerminal 上で簡単に処理するぐらいですと注意しないと気付かないです。
sudo 時にホスト名解決できないと言われなくなった
Anniversary Update で有名な問題点ですね。 ネットワーク周りの改善のお陰でしょうか?
Jupyter から terminal 操作
こちらは関連性があるかは不明ですが、Termina:Jupyterでは一部の操作:sudoなどをすると止まる現象が確認されましたが動きますね。 ただしセキュリティ上、好ましくないような気もしますので自己責任でお使いください。
逆に気になる点
使っている3台の内、1台だけシャットダウンに時間がかかるようになりました。 電源周りに変更点があったのでしょうか?