どん底から人並みに戻るまで
氷河期世代の記事を書きましたが正直気が滅入ります。 自分にとっても悪夢のような時期で憔悴しきっていました。
メンタルがやられ、体を壊す。これを自己責任で片づける人もいますが運が良かったのだと感謝した方が良いです。 どんな人間も形あるもの、何らかの方法を使えば必ず壊せます。
昔の私からすれば、家庭を持つこと、まして子供を授かることなど考えも及びませんでした。 現在は子供がいて、少しばかり貯金も出来、概ね健康だと思います。 社会人としてのスタートまでは悪かったと思いますが、就職してからは運が良かっただけかもしれません。
一番悪かった時期は客観的に見てもどん底だったといっても差し支えなく、 上を見ればキリがありませんが現在は充分に幸せだと思います。
何をしてきたか振り返ってみました。
他人との比較を辞める
文字にするのは簡単ですが実践は相当難しいです。 よくメンタル系の記事に方法として書かれていますが、当時はまだ体力もありましたし伴い欲もありました。
さとり世代と呼ばれる若い方々がどのように欲望を制御しているのか分かりませんが、 20代で欲望を抑えられるというのは私には想像できません。
今なら若い時の我の強さは特権で人が成長することに必要なもののようにも思えます。
我の強い私が他人より劣ることを認めるような作業は非常に辛かったです。 他人との関わりを断つことのできない都会では尚更です。
実際には他人を無視するわけではないのですが、見ないようにしたというのが正しいかもしれません。
損をさせる人間には近寄らない
自分から何かを取ろうとしている人間、損をさせる人とは喧嘩をしてでも早めに逃げたこと? 文章にすると単なる我儘ですね。
私も幾何か空気が読め和を重んじる日本人として実行するのは結構辛いです。 程度の差はあれど以下の記事と同じような心境。
追い詰められても相手に噛み付く気力がなくなりそうな時が一つの目安かも? 運が悪いと体を壊すまで気が付かないかもしれません。 パイの奪い合い競争は支払うコストに見合った報酬を求めるのは難しい気がします。
この手合いは、こちらが手を引くと宣言した後も服従を要求する場合が多かったです。 意識しているか分かりませんが搾取対象が減るので困るというのが本音でしょう。
時間と健康とお金の確保
極端な考えですが、仕事に忙殺されているのであれば、仕事を辞めてでも時間を作るべきではないかと思っています。
時間が無く睡眠が足らないと病気になります。 頭の働きが悪くなります。冷静に自分を見つめなおす時間も無くなります。 行動もできなくなります。カード・手段が減ります。
人間を追い込む常套手段の一つとして忙殺は警戒するべきものだと思います。
健康管理
時間ができたら考えるのは健康ですが、正直あまり自信がないです。 特段悪いとことはないと思います。 Long Sleeperなので睡眠時間の確保が大変です。
酒・タバコはやらない方良いです。
食事は暴飲暴食はしません。というより段々食べられる量が減っているのが悲しいです。 あまり無いパターンの後悔かもしれませんが、若い時にもう少し美味いものを食っておべきだったのではと思う時があります。 金がなかったので仕方がないですが……
思い込みかもしれませんが若い時の方が食事を美味しく感じていたと思います。
節約・倹約・貯金・資産運用
少しミニマリストっぽいと思いましたが、断捨離とか高尚な考えもないので多分違うんだと思います。 友達付き合いまでなくさざると得なかったのは、今となっては寂しいですね。 家族ができたのは本当にありがたいです。
- 車は持ったことはない
- 外食はできるだけしない(炊事が面倒であれば、できるだけ安く健康を害さないと思われるものであげる)
- 極貧時代に趣味は捨てた
- ゲームも好きだったのですが、これも金が無くて諦めました。
- 勉強になる書籍にはお金を払う
- マンガは好きだと思うけれど買うのを辞めた
- 他人との付き合いが元々少ないのに更に捨てた
- スマホもない
生活費以外は全額貯金。生活費半年分程度たまった時点で資産運用を検討。
少額でもできる資産運用としてインデックス投資は良いと思います。 ヤングというには気が引けますが金融庁は檄を飛ばしていますね。
時々、違ったテーマのファンドを買うのも少し楽しいです。 ひねくれ者なのでFXで痛い目を見たこともありますが(笑)
勉強は続ける
結局のところ自身を助けるのは努力し研鑽することしかないのかもしれません。 書物で学べるものはまだ良いのですが、文章がないものも多いですね。
我々の世代の悲しさか……
フミコフミオさん面白いのですが、既視感を抱くものも多いです。 こういう会社がどれだけ蔓延しているんだろう?