Webブラウザ以外でJupyter
Jupyterの紹介ブログにする予定はなかったのですが、 他人様に見られる文章を書こうとすると結果的に色んなことを調べます。
色んな実装があるのが面白かったので、 少し意外な環境のJupyterをご紹介します。
世の中には全部試すようなJupyter Loveな強者がいるんでしょうか?
nteract
本ブログで何度か名前を出しておりますが、試しておりません。 基本的にスタンドアロンなJupyterという解釈でよいと思います。
background でJupyterを動かし、Electronを使ったUI(ユーザーインターフェース)を提供してくれます。 画面が広そうです。
Hydrogen
AtomでJupyer、nteractの別の形です。 AtomもElectronで出来ているので、ノリで作られたんだろうか?
PyCharm
プログラマに大人気JetBrainsの製品です。PyCharmはPython IDEですね。 BaseはInteliJだと思うのですが、姉妹品にはmarkdownをレンダリングする機能がつけられます。 その辺りを拡張しているのでしょうかね?
一旦、Juptyerを立ち上げてから使うように見えます。残念ながら現物がないので確認できません。
Visual Studio Code
こちらもMicrosoftのElectronベースのVisual Editorですね、 Visual Studio と比べると機能は少ないように見えますが結構人気があるみたいですね。 Microsoftの製品ですが、macもLinuxもいけます。
Emacs
宗教論争エディタを語る上で欠かせない雄、Emacsでもやはり実装はありますね。
グラフィックスはEmacsの方が強いんですよね。Vimだとどうやるんだろう?NeoVimならフロントエンドを変えるという手でいけるのだろうか?
番外編:Qt Console
標準機能な筈なのにテスト稼働で一度しか使っていません。 plotも表示できるんですね。 起動も早そうだし、意外と良いかも?
Python以外のKernelには対応していないようです。
総評
いやぁ~、Jupyterって本当に良いものですね。 やはりnotebookはかなりの革命だったといえるでしょう。 便利なものは黙っていても移植される良い例ですね。
探せば、まだまだあるかもしれません。
これからはIDEとの関係が気になりますね。 IDEの機能にも含まれてほしい気もしますし、独立したアプリケーションとして手軽に扱える体制も欲しいです。