未完放流

終わりなど無い、有るのは試練だけだ……

Creators Update - Bash on Ubuntu on Windows - システム Python で Jupyter をインストール

ついにCreators Update が来ました。 最近のWindows Update(Upgrade)は心躍るものがありますね。

Linux Mint 18.1 (Ubuntu 16.04相当)でほぼシステムPythonのみでJupyterがインストールできたので、 同じ方法をBash on Ubuntu on Windows - Creators Update で試してみました。

まずは旧版の消去と新版のインストール

残念ながら古いものと同居ができるとの情報は今のところ知りません。 必要な人はバックアップを取りましょう。

当然ながらCreators Update が済んでいるのが条件です。

Power Shellを立ち上げ

$ lxrun /uninstall /full # 完全消去
$ lxrun /install         # Ubuntu 16.04 のインストール

幾つか環境構築に必要な情報を入力しましょう。

Ubuntu の update & upgrade

Ubuntu 16.04.x を素でインストールしたのと同じ状態なので、 まずはアップデートしてあげましょう

$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade

4月11日時点で99個のパッケージがアップデートされます。 結構多いですね。

レポジトリにある pip をインストール、upgrade

今回はシステム python を使用して気軽にJupyterを使いたいと思います。 pyenvでバージョンを分けるなど凝った使いかたは想定していません。

$ sudo apt install python3-pip

Ubuntu ではシステムでインストールできるpythonが2.x系列と3.x系列が同居できるため、pythonとpython3と区別して書きます。

これだけで build-essential など入っていると便利なパッケージも全部いれてくれます。 調べる手間が省けるのは便利ですね。 必要なパッケージの数は多いので少し時間がかかります。

これで pip が入りました。しかし、このままJupyter等をインストールしようとするとpipが古いと怒られます。 pipのupgradeを行います。

$ sudo pip3 install --upgrade pip

これで完了。

Jupyter を入れましょう

$ sudo pip3 install jupyter # install
$ jupyter notebook          # web browser が起動しません

何と一発で入ってしまいます。 Anniversary Update ではZeroMQ周りが鬼門となり色々な小細工が必要でしたがあっさり動きます。 簡単な稼働確認はしましたが動きました。

またデフォルトで web browser が起動しなくなったので明示的に"–no-browser"オプションもつける必要がなくなりました。

何もかも至れり尽くせりになっていますね。

 今回使用したコマンドをまとめると……

$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
$ sudo apt install python3-pip
$ sudo pip3 install --upgrade pip
$ sudo pip3 install jupyter

コマンドがたった5つで入ってしまいますね。

他にも機能確認できたら記事にします。では今日はこのくらいで

idwonder21.hatenablog.com